インドの製薬会社ZEEラボラトリーズが、ロシアに海外初の生産拠点を設置する。先ごろ国内南西部のクルスク市と進出に向けた覚書を交わした。現地の業界情報サイト『Farmsouz.ru』によると、ZEEは工場建設に1,000万ドルを投資する考えだ。
クルスク工場は2年以内の完成を目指し、肝炎など肝臓疾患やガンの治療薬、栄養補助食品、化粧品などを製造する計画。雇用規模は最大300人を見込む。
ZEEは1993年の創業で、医薬品、栄養補助食品・サプリメント、化粧品、動物医薬品の製造販売を行う。途上国を主力市場とし、中央・東南アジア、アフリカ、中米のほか、ウクライナ、ジョージア、タジキスタン、アゼルバイジャンなど独立国家共同体(CIS)やラトビアでも事業展開する。