インドの化学メーカー、SRFがハンガリーで高機能包装フィルムの生産に乗り出す。現地メディアによると、工場建設地はブダペストの約70キロメートル東に位置するヤースフェニサルで、約6,000万ユーロを投資する。2019年末の稼働開始を見込む。
ヤースフェニサル工場ではBOPP(二軸延伸ポリプロピレン)とBOPET(二軸延伸ポリエステル)を生産する。年産能力は合わせて4万トン。将来的には22万トンまで引き上げる計画だ。従業員は100人を予定する。
SRFは高機能繊維、包装フィルム、化学品、プラスチックを生産し、世界75カ国で販売する。生産拠点はインドに12、タイに2、南アフリカに1の合計15カ所。包装フィルム部門は今年1~3月期の売上高が前年同期比39%増、営業利益が94%増と好調で、同社の事業成長をけん引している。