独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は16日、2018年上半期の販売台数が前年同期比11.6%増の65万2,700台となり、上半期として過去最高を記録したと発表した。6月単月でも10.8%増の11万6,500台と、同月の最高記録を更新した。堅調な欧州市場に加えてロシア、中国で20%台の伸びを記録したほか、SUV「コディアック」と「カロック」が好調で全体を押し上げた。
上半期の販売数を地域別にみると、西欧は5.9%増の26万7,100台で、主力のドイツは5.6%増の9万3,000台だった。中欧は4.8%増の11万5,000台。本国チェコは1.4%増の5万2,000台だった。ロシアを除いた東欧は17.5%増の2万2,600台、ロシアは26.6%増の3万6,300台と大幅な伸びを記録した。
最大の市場である中国は23.5%増の16万5,500台と好調だった。
上半期の販売数をモデル別でみると、昨年3月に発売した「コディアック」が187.8%増の7万7,900台と非常に好調だったほか、欧州限定のシティカー「シティゴー」が6.9%増の2万1,000台、中核モデル「オクタビア」は2.6%増の21万700台と全体をけん引した。10月末に発売した「カロック」は5万100台、6月末から中国市場に投入したSUV「カミク」は200台売れた。
小型車「ファビア」と「ラピッド」はそれぞれ5.2%減の10万5,300台、1.5%減の10万1,400台、旗艦モデル「スペルブ」は2.4%減の7万4,100台に後退した。