ズベルバンク、上期は25%増益

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが6日発表した2018年1~6月期決算の純利益は3,978億ルーブル(54億6,700万ユーロ)となり、前年同期から25.5%増加した。純手数料収入の大幅な増加と貸倒引当金の減少が増益につながった。

純手数料収入は22.8%増の2,000億ルーブルと大きく増加した。銀行カード事業が32.4%増と大きく伸びたことが大きかった。純金利収入は7%増の6,201億ルーブル。貸倒引当金は13.9%減の1,316億ルーブルだった。

7月1日時点の総資産は24兆7,200億ルーブルで、年初から6.2%拡大した。貸付額は企業顧客向けが12兆8,400億ルーブルで7.1%増加した。個人向け貸付額は5兆4,900億ルーブルで11.5%の増加だった。

預金残高は個人が12兆3,700億ルーブルで年初から2%の増加にとどまった一方、企業は12.5%増の6兆3,500億ルーブルと大きく伸びた。(1RUB=1.81JPY)

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