独包装機械大手のクロネスが、海外初の工場をハンガリー東部のデブレツェンに開設する。部品の生産・組み立てが目的で、投資規模は約150億フォリント(4,640万ユーロ)。政府から55億フォリントの助成を受ける。プロジェクト完了時には約500人の雇用創出を見込む。
昨秋の計画発表時の説明によると、クロネスはデブレツェンを選ぶに際し、◇良好な交通アクセス◇インフラの整備度◇必要な技能を持つ人材の豊富さ◇提携可能な大学の存在――などを評価した。新工場は、デブレツェン国際空港の南に設置されたばかりの工業団地に建設される初の生産施設となる。
クロネスは飲料・乳製品などのボトリング・充填設備の世界最大手。世界で製造される飲料・液状食品の4本に1本がクロネスの設備で充填されている。
ハンガリーでは過去10年にミネラルウォーターのセントキラーリー(Szentkiralyi)やエナジードリンクのヘルなどに設備を納入した実績がある。昨年は従業員1万5,300人で37億ユーロ弱の世界売上高を達成した。(1HUF=0.40JPY)