企業用ソフト大手の独SAPはこのほど、モスクワに新たにイノベーションセンターを開設した。同社によると、イノベーション拠点は世界に8ヵ所存在するが、モスクワの新拠点は規模の面ではニューヨークのSAPレオナルドセンターに次ぐ大きさを誇るという。
新イノベーションセンターはモスクワ市の南東部に広がるクラースニエ・ホールミ工業団地に建設された。施設面積は3,000平方メートル。新たなソリューションのデモンストレーションに加え、顧客やビジネスパートナーとの共同開発を主な目的としている。
新拠点ではPGK、NLMK、MRSK Sibiri、ER-Telecomといった企業との共同プロジェクトのほか、「SAP Next-Gen Labs」の枠組みで、ロシアの大学生と共同で行うソリューション開発も計画されている。