スイス通信ケーブル大手R&M、ブルガリア工場に260万ユーロ

スイスの通信ケーブル最大手R&Mは20日、生産能力の拡大に向け、ブルガリア・ソフィアの工場に今後2年で500万レフ(260万ユーロ)を投資すると発表した。すでに着工しており、今後5カ月以内に同社の光ファイバー接続箱「ポラリスボックス6」をドイツ向けに年間16万個供給できる体制が整うという。

R&Mブルガリアのラドスヴェタ・ラヴェタ開発責任者は「(16万個という数字は)現行の年産量の1.5倍にあたる」と述べた。

同社はブルガリアで生産した製品の95%を輸出している。現地の従業員数は350人で、資本金は680万レフ。今年は同国事業の売上高が前年比で10%増加すると見込んでいる。

R&Mは1964年の設立で、世界40カ国以上に拠点を置く。通信ネットワーク用の銅線ケーブルや光ファイバーケーブル、配電装置の生産のほか、通信インフラ向けソリューションの開発を手掛けており、欧州・中東市場では3大大手の一角をなす。(1BGN=64.58JPY)

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