伊保険大手ゼネラリ、モスクワ駐在員事務所を開設

伊保険大手のゼネラリがこのほど、モスクワに駐在員事務所を開設した。ロシア事業を強化する狙いがある。

ゼネラリのドネ最高経営責任者（CEO）は開所式で、「モスクワ事務所の開設はロシア事業拡大への大きな一歩」とコメント。ロシア政府・当局の「保険部門の透明性確保への取り組み」に感謝の意を示した。

ゼネラリは、38.4％を出資する現地同業のインゴスストラフと30年前から提携している。オーストリア・中欧・ロシア事業を統括するチリナ部長は、この提携を通してロシア企業にサービスを提供してきた実績を強調した。

オーストリア・中欧・ロシア事業は1,200万人の顧客を擁し、グループの保険料収入の9％、連結営業利益の15％を稼ぎ出している。