カスペルスキー、スイスでデータセンターの運用開始

ロシアのITセキュリティ大手カスペルスキーは13日、スイスのチューリヒに開設した2つのデータセンターの運用を開始したことを明らかにした。同社はまた、同じチューリヒに、提携先企業がソフトウエアのアップデートの確認などを行うことができる「透明性センター」も開設した。各施設への投資額は2019年末までに計1,200万ドルに達する見通し。

データセンターでは、同社の製品を使用するユーザーから得られた危険性の高いファイルの処理が実施される。一方「透明性センター」では、アクセス権限を持つ提携先企業が同社のコードやソフトウエアのアップデート、脅威を探知する際のルールの変更などを知ることができるようになっている。

同社によると、「透明性センター」の提供する情報には、重要な技術文書など社外での評価に使用することを目的とした製品及びセキュリティ関連情報がある。

上部へスクロール