トルコ自動車工業会(OSD)が9日発表した1月の新車販売台数は1万4,775台で、前年同月から59.5%減少した。政府は昨年末、新車購入時に収める税金の軽減措置を今年3月末まで延長したが、需要を支えるには至っていない。
乗用車販売台数は58.7%減の1万979台、小型商用車は47.5%減の3,394台にそれぞれ減少した。前月に比べ、小型商用車の縮小幅が6.4ポイント改善する一方、乗用車では19.7ポイントも拡大した。
1月の自動車生産台数は前年同月比で16%減の7万1,397台に後退した。一方で輸出高は2%増の23億3,000万ドルに微増した。縮小する国内需要を受けて、メーカーが輸出拡大に努めている様子がうかがえる。
2018年通期の自動車販売台数は前年比35%減の64万1,541台で、乗用車と小型商用車の縮小率はそれぞれ32.7%、42.3%だった。