独複合企業PCC、中国・山東石大勝華とポーランド合弁生産を検討

独複合企業PCCがポーランド化学子会社PCCロキタ(Rokita)を通じ、中国の電解液材料大手、山東石大勝華化工と合弁で炭酸エステルを生産することを検討している。南西部ヴロツワフ近郊にあるブジェク・ドルヌイ工場で製造し、自動車および電機産業に供給する狙い。今後、プロジェクトの採算性とリスク分析を実施し、石大と提携契約を結ぶ方向だ。

PCCロキタは塩素、水酸化ナトリウム溶液、ポリウレタン用ポリオール(ポリエーテルポリオール)などの生産を手掛ける。2018年1-9月期の売上高は前年同期比17%増の11億ズロチ(2億5,900万ユーロ)、営業利益は50%弱増の1億8,400万ズロチ、純利益は60%増の1億6,200万ズロチ(3,790万ユーロ)だった。

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