中国海信傘下のゴレニア、本社拠点で来年末からテレビ生産

家電大手の中国海信集団(ハイセンス)は先ごろ、スロベニア子会社ゴレニアがベレニエに置く本社拠点でテレビを生産する計画を明らかにした。隣接する3万2,500平方メートルの敷地に工場を新設し、当初は年間100万台の生産能力を整備する。投資額は3,000万~4,000万ユーロで、雇用人数は最大400人。2020年末頃の生産開始を予定する。

ハイセンスは昨年8月にゴレニアの発行済み株式95.42%の買収を完了。欧州工場3カ所と研究開発拠点4カ所を取得した。

オーブンやレンジフード、冷蔵庫、洗濯機、小型家電などを製造するゴレニアの2017年の売上高は13億1,000万ユーロ。ゴレニアとAskoの2つのグローバルブランドのほか、Atag、Pelgrim、Upo、Mora、Etna、Kortingの6つのローカルブランドを持つ。国内以外ではセルビアとチェコに拠点を構え、従業員約1万1,000人を抱える。

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