独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が3日発表した2019年1-3月期(第1四半期)の営業利益は4億1,000万ユーロとなり、前年同期から6.1%縮小した。投資拡大と為替差損が主因だ。出荷台数は2.9%減の30万7,600台へ後退した。一方で売上高は49億2,000万ユーロと、8.1%増加した。
シュコダ自は新モデル開発のほか、電気自動車(EV)用部品の生産能力強化に取り組んでおり、投資額は前年同期比で74.3%増の1億900万ユーロに急増した。
出荷台数では、中国市場の不振が響いた。同国販売台数は18.8%減の6万4,300台に後退した。中国を除く販売台数は24万3,300台で、2.4%増加した。
車種別では主力モデルの「オクタビア」が9万2,500台で依然としてトップ。小型SUV(スポーツタイプ多目的車)「カロック」は3万5,800台で前年同期の2倍以上を売り上げた。