チェコ国立銀行はこのほど、準備通貨に人民元(RMB)を採用することができるよう規則を改定した。外貨保有高の拡大を受けて、投資対象を増やす目的。現時点ではまだ人民元を購入していない。
国立銀によると、人民元は準備金というより投資対象と位置付けている。すぐに多くを投資するのではなく、まずは投資の可能性の一つとして、また、中国市場を知るための措置として購入を考えている。
国際通貨基金(IMF)はすでに2016年に、特別引出権(SDR、加盟国の外貨準備資産を補完する国際準備資産)に人民元を組み入れている。
チェコ国立銀は2017年以来、外貨準備高に占めるユーロの割合を縮小するため、ユーロを売り米ドルを購入している。