電動ブラインドとソーラーパネルを組み合わせたスマートブラインドを製造・販売している。家庭用ブラインドで発電できるようにしたもので、同種の製品としては世界初となる。ブラインドの遮光性と電力の自給により最大で70%の節約効果があるという。
ブラインドが太陽の方向を自動的に指向し、組み込まれたソーラーパネルで発電する。発電した電力は家の中の電化製品に供給できるほか、家庭用の電源システムに貯めたり、地域の電力会社に販売することもできる。
出力周波数は50ヘルツ(Hz)または60Hz、発電能力は1平方メートルあたり100ワット(W)。基本的に屋外での使用を想定しており、動作温度は-20℃~+60℃、雹やあられなどの直撃への耐久性も確保している。管理や操作はスマートフォンのほか、グーグルホームやアマゾン・アレクサなどのスマートスピーカーからもできる。
同社は2016年2月の創立。同製品についてエフゲニー・エリク最高経営責任者(CEO)は「ひまわりの動きから着想を得た」と話す。今年5月には優れた再生可能エネルギー技術を表彰するドイツの「スマーターEアワード」を受賞したのをはじめ、これまでも数々の賞を受賞している。ウクライナのほか米サンフランシスコ市にも拠点を持つ。
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