Zeppelin:独建機販売ツェッペリン、サンクトペテルブルクに新サービスセンター

建設機械販売・サービス大手の独ツェッペリンは5日、ロシアのサンクトペテルブルクで新サービスセンターを開所した。同社のサービス拠点としては最大規模で、投資額は約1,750万ユーロに上る。製造業や鉱山業が集中する同国北西部の中核拠点として、顧客の要望に迅速に対応するとともに、これまで以上に高品質で多様なサービスを提供する。

サンクトペテルブルクの新サービスセンターは敷地面積が4万平方メートル超。機械やエンジンの修理整備工場に加え、同地域の顧客向けのスペア部品倉庫を備える。従業員数は150人超。

ツェッペリンは1998年にロシアに進出し、モスクワ圏に本拠地を構える。米建設機械大手キャタピラーの販売・サービス提携先として、同社の建設、鉱山、石油・天然ガス業界向けの建設機械やエンジンを取り扱うほか、フィンランドの林業用特殊機械メーカー、ポンセ(Ponsse)の製品なども販売している。

ロシア事業の2018年の売上高は3億2,000万ドル。キャタピラーはサンクトペテルブルク近郊に工場を構え、国内市場向けに油圧ショベルとダンプトラックを製造していることから、新サービスセンターと効率的な連携が実現する。

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