Skoda Auto:シュコダ自の5月販売6.6%減、中国の不振が響く

チェコのシュコダ自動車は12日、5月の販売台数が10万4,900台となり、前年同月から6.6%減少したと発表した。販売減は9カ月連続。最大市場である中国の不振が響いたほか、SUVを除くモデルで減少して全体を押し下げた。

販売数を地域別にみると、西欧は2.5%増の4万5,300台で、主力のドイツは8.4%増の1万6,300台だった。

中欧は3.4%増の2万台。本国チェコは3.7%増の9,000台に拡大した。ハンガリーは20.5%(1,600台)の二ケタ増を記録した。

ロシアを除いた東欧は10.8%増の4,900台で、ブルガリアは90.3%増(700台)と大幅に伸びた。ロシアは16.9%増の7,000台に伸びた。

中国は自動車市場の縮小が影響し、31.5%減の2万1,100台に後退した。

販売数をモデル別にみると、SUV「カロック」が17.8%増の1万2,300台と好調で、SUV「コディアック」も3.6%増の1万4,000台に拡大した。昨年6月末から中国市場に投入したSUV「カミク」は3,100台だった。一方、主力モデルの「オクタビア」(9.1%減の3万1,800台)、小型車「ファビア」(11.1%減の1万5,100台)と「ラピッド」(33%減の1万2,100台)、フラッグシップモデル「スペルブ」(17.3%減の9,900台)はいずれも不調だった。欧州限定のシティカー「シティゴー」は2.7%増の3,800台に伸びた。

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