Foosung:韓国化学メーカーのフソン、ポーランドでリチウムイオン電池材料を生産

韓国の化学メーカー、フソン・グループがポーランド南部のケンジェジン・コジレに、リチウムイオン電池用電解液の主成分である六フッ化リン酸リチウム(LIPF6)の工場を開設する。投資額は4億ズロチ(9,400万ユーロ)。来年末までに80人を雇用し、2022年には150人に増員する。

ポーランド投資誘致機関PAIHは昨年1月のフソンの照会を受け、伝統的な化学産業立地であるカトヴィツェ特別経済地区を進出先として提案した。今年3月に投資奨励措置の適用が決定し、今月中に用地20ヘクタールの買収手続きが完了する予定だ。

ポーランドがシレジア地方に電気自動車(EV)関連投資を誘致したのは、年初以来、今回が5回目となる。これまでに発表された4件は以下の通り。◇独ダイムラーがヤヴォルのエンジン工場にEVモーター生産棟を新設◇韓国端子工業(KET)がザブジェにEV用コネクタ工場を設置◇三井ハイテックがカルビミエシュでモーターコア工場を整備◇韓国・SKイノベーションがドンブローヴァ・グルニチャに新工場を設置し、リチウムイオン電池向けセパレーターを生産。(1PLN=28.74JPY)

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