スイスのサイバーセキュリティ企業、ワイズキー・インターナショナル・ホールディングは6月24日、ルーマニアの首都ブカレストにブロックチェーン(分散型台帳技術)の開発センターと、認証システム「ワイズコイン(WISeCoin)」のネットワークにアクセスするためのノード(中継ポイント)のハブ拠点を開設する計画を明らかにした。技術開発と同地域での事業拡大の拠点として整備する。同センターを通して、ブロックチェーン関連のスタートアップなど現地企業の技術開発を促進し、関連技術の迅速な採用と実装、産官学の間の協力強化を図る。
ルーマニアに新たに設置されるワイズコインのノードは、インド、カナダ、スイス、中国、アルゼンチン、マレーシア、モーリシャス及びルワンダに置かれている開発センターのネットワーク上のノードに接続される予定。これらのセンターはすべてスイスのジュネーブ、カナダのトロント、北京の3つのハブを介して相互に接続されている。
ワイズキーはサイバーセキュリティ分野に向けて、ブロックチェーン、人工知能(AI)及びモノのインターネット(IoT)に関連した大規模なウェブ認証システムなどを提供している。