ウクライナ、対ロシア追加制裁を実施

ウクライナが1日付で対ロシア追加制裁を実施した。禁輸品目の拡大や特別関税の賦課を内容とするもので、経済省は「加害国(=ロシア)のウクライナに対する差別的かつ非友好的措置」に対抗するものだとしている。

新たに禁輸の対象となるのは、車両(乗用車、商用車、トロリーバス、バス)、鉄道車両、路面電車、セメント、パイプ、鋼線、衣料品・靴などだ。

これに加えて、来月1日からは禁輸対象外の全品目について特別関税を課す。ただし、石炭、コークス、ガソリン、液化天然ガス(LNG)、医薬品など、国家運営上重要性の高いもののみを例外とする。

なお、ウクライナはこのほかにも、ロシア及び中国からの防食仕様の圧延鋼材輸入に対し、5年間にわたり反ダンピング関税を課す。税率はロシアが47.57%、中国が22.78%となる。

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