スペインの自動車部品大手テクニアはこのほど、セルビア中部クラグイェバツの拠点で新工場を着工した。投資額は約300万ユーロ。完成後の床面積は5,500平方メートルで、来年春ごろの開所を予定する。新規雇用は100人。
テクニアは2015年2月にセルビア同業のプロモトア・イルヴァを買収して同国に進出した。アルミ部品、マシニング加工品やプラスチック部品などを生産し、自動車大手の仏PSAプジョーシトロエンや伊フィアット、部品大手の独エーベルスペッヒャーなどに供給している。
テクニアはスペインのほかドイツ、ポーランド、チェコ、ルーマニア、トルコ、韓国など世界13カ国に生産拠点を持つ。2018年度の売上高は3億7,060万ユーロ、純利益は630万ユーロだった。