独化学大手BASFは先ごろ、ロシアの国営ハイテク企業体ロスナノ傘下の化学企業、アクリラン(Akrilan)と共同で高分子(ポリマー)分散剤を生産していくことで合意した。アクリランによると、両社はロシア国内に生産施設を建設することを計画しており、現地生産により輸入を代替すると共に近隣諸国にも製品を輸出していく。
ポリマー分散剤はラッカーなどの塗料及び粘着剤の生産時に使われるほか、プラスチック生産の際の反応中間体として利用される。
ロシア西部のウラジーミルに拠点を置くアクリランは主に分散被膜、粘着テープやラベル用の粘着剤を生産している。