Skoda Auto:シュコダ自の上期販売4.9%減、6月単月も3.4%減

チェコのシュコダ自動車は10日、今年上半期の販売台数が62万900台となり、前年同期から4.9%減少したと発表した。6月単月でも3.4%減の11万2,500台となり、10カ月連続の販売減となった。最大市場である中国の不振が響いたほか、SUV以外の主要モデルで減少して全体を押し下げた。

上半期の販売数を地域別にみると、西欧は3.2%増の27万5,700台で、主力のドイツは6.5%増の9万9,000台だった。オーストリア(1万5,600台、10.1%増)、スイス(1万1,800台、28.9%増)、デンマーク(9,000台、22.8%)の3カ国では二ケタ増を記録した。

中欧は4%減の11万400台。本国チェコは7.6%減の4万8,000台に縮小した。

ロシアを除いた東欧は8.3%増の2万4,500台で、特にセルビア(13.2%増、4,000台)、ブルガリア(27.2%増2,600台)が好調だった。カザフスタンは133.5%増(500台)と大幅に伸びた。ロシアは9.6%増の3万9,800台に拡大した。

中国は自動車市場の縮小が影響し、23.9%減の12万5,900台に後退した。

インドは13.9%減の7,200台と振るわなかった。

上半期の販売数をモデル別にみると、SUV「カロック」が47.2%増の7万3,700台と好調だった一方、SUV「コディアック」は0.2%減の7万7,800台に縮小した。昨年6月末から中国市場に投入したSUV「カミク」は2万1,400台だった。一方、主力モデルの「オクタビア」(11.9%減の18万5,700台)、小型車「ファビア」(7.5%減の9万7,400台)と「ラピッド」(23.4%減の7万7,700台)、フラッグシップモデル「スペルブ」(23.3%減の5万6,800台)はいずれも不調だった。欧州限定のシティカー「シティゴー」は9.2%増の2万3,000台に伸びた。今年4月に発売された新小型車「スカラ」は7,400台を売り上げた。

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