ハンガリー製薬大手リヒター・ゲデオンが米同業エベストラに対する出資比率を引き上げる。リヒターがこのほどブダペスト証券取引所に提出した有価証券報告書で明らかにしたもので、同社に対するエベストラの債務150万ドルと引き換えに新株1,500万株を取得する。これによってリヒターの出資比率は30.44%に達し、筆頭株主となる。
リヒターのオルバーン最高経営責任者(CEO)は、エベストラが研究開発のアウトソシング先として最適との見方を示した。両社は今後、女性向け医薬品の研究開発において協業を進め、新製品の市場投入につなげる。
エベストラは米テキサス州サンアントニオに拠点を置くバイオ医薬品企業。子宮内膜症、子宮筋腫、避妊法、ホルモン代替療法など、女性用医薬品に関する研究、製品開発を専門としている。