Boysen:排気システムの独ボイゼン、セルビアで工場用地を取得

自動車用排ガスシステムを手掛ける独ボイゼンは、セルビア北部のハンガリー国境に近いスボティツァに工場建設の用地を取得した。同市当局の8月27日の発表によると、市は同社に対しスポティツァの産業団地「マリ・バイモック」にある10ヘクタールの土地(評価額114万5,000ユーロ)を無償で提供する。

新工場は完成後の面積が4万平方メートル、新規雇用は500人超を予定する。投資額は約5,500万ユーロ。同社にとって中東欧で初の生産拠点となる。

ボイゼンはエキゾーストマニホールドや触媒コンバータなど排ガス処理システムと部品を製造し、アウディ、BMW、メルセデスベンツ、ポルシェ、フォルクスワーゲン(VW)、ベントレー、ロールスロイスなど自動車メーカーのほか機械メーカーにも供給する。ドイツ国外にはフランス、エジプト、中国、南アフリカ、米国、メキシコに工場がある。2018年度の売上高は19億2,000万ユーロだった。

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