Batagon:スイスのバッテリーメーカー、セルビア工場で生産増強

スイスのバッテリーメーカー、バタゴン(Batagon)がセルビア工場の生産を増強する。セルビア法人のダリンカ・ジュラン社長が先ごろ明らかにしたもので、今年末までに150人を新規雇用し、1日当たり7,000個を製造する計画だ。

バタゴンは2017年12月、破産したセルビア同業のファブリカ・アキュムラトラ・ソンボル(FAS)の工場を取得して同国に進出した。当時の取引額は735万ユーロ。現在は200人を雇用し、ソンボルの「ブラックホース」ブランドで製品を展開している。主な輸出先はロシアをはじめ、イタリア、フランス、ドイツ、スペインとなっている。

セルビア政府は2014年5月、FASをギリシャ同業のDEMヘラスに売却することで合意したものの、ヘラス側が契約上の義務を果たさなかったため白紙に戻した経緯がある。

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