スロバキア政府は、非政府組織(NGO)のイノベーション開発センター(CRI)が中南部ルチェネツで年末に設立する研究所に、14万ユーロの助成を行う。先端技術の開発活動を通して、地域の頭脳流出を食い止める狙い。同研究所ではまず、トラック用バッテリーの開発に取り組む。
CRIは旧中央銀行オフィスを研究所に改築し、スロバキア科学アカデミーなどの研究機関と共同で運営する。課題はトラック向け次世代大容量バッテリーの開発だ。空気電池技術をベースとして、基礎研究に2年、応用研究に1年をかけ、2023年中の商業化を目指す。