独自動車部品製造のパス(Pass)は先ごろ、ボスニア・ヘルツェゴビナ北東部のビイェリナ工場で新生産棟を開所した。ポーランド工場からの生産移管が目的だ。投資規模は明らかにされていない。
ビイェリナ市当局によると、新生産棟の面積は1万1,000平方メートル。これにより、同工場の生産面積は1万6,000平方メートルへ拡大した。オフィス棟も建設中だ。
パスはゴム・樹脂・システム部品メーカーで、アウディ、BMW、フォード、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、フォルクスワーゲン(VW)、シュコダ、ボルボなどに供給する。社内でゴム配合、システムソリューション開発も手がける。
本社のあるシュヴェルムと、ビイェリナのほか、独ヴッパータール、ポーランドのサノク、スロバキアのスピシュスカー・ノヴァー・ヴェス、メキシコのグアナフアト、中国の上海に拠点を持つ。