エストニア、ラトビア、フィンランドの天然ガス市場が統合

エストニアとラトビア、フィンランドが予定通り、年初から天然ガス市場を統合した。エストニアの国営エネルギー企業エレリングは「統一市場の創設で国際取引が盛んになり、消費者も競争活性化の恩恵が受けられる」と利点を強調している。

エレリングによると、エストニアとフィンランドを結ぶ天然ガスパイプライン「バルチックコネクター」もすでに稼働し、ラトビアの地下貯蔵所「インチュカルンス」からフィンランドにガスを供給できるという。

バルチックコネクターは昨年末に完成した。総工費2億5000万ユーロのうち75%が欧州連合(EU)の助成でまかなわれた。

バルト海沿岸諸国のガス市場発展に向けては、リトアニアとポーランドを結ぶパイプライン「GIPL」の完工が次の大きなステップと位置付けられている。

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