ベオグラード市、下水インフラ整備で中国CMECと提携

セルビアの首都ベオグラード市が下水道システムの刷新および新浄水場建設プロジェクトで中国機械設備工程(CMEC)と提携する。ミハイロビッチ建設・交通・インフラ相、ベオグラード下水処理会社BKVのジョルヴベビッチ社長、CMECセルビア事務所代表が20日、同合意を交わした。

第1段階では既存設備の改修と市内南部・西部の下水道網の拡張を行う計画で、これから調査、分析、設計にとりかかる。投資額は2億7,100万ユーロを見込む。

ベオグラードの浄水場は現在、市の3分の1程度の排水しか処理できず、約1億9,000万立法メートルの下水がそのままドナウ川とサヴェ川に放出されている。プロジェクトの第2段階ではヴェリコ・セロ地区の約97万ヘクタールの敷地に新浄水場を建設し、直接放水されている排水の8割を処理できるようにする。

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