チェコ車両大手のシュコダ・トランスポーテーションは1月30日、ワルシャワ市地下鉄運営公社メトロ・ヴァルシャフスキエから、車両37編成を受注した。8編成の追加オプション付きで、受注額は80億コルナ弱(3億1,700万ユーロ)に上る。他の応札企業が入札結果に異議を申し立てたため、契約締結までに2年を要した。
契約によると、シュコダは6両編成の車両を最大45編成納入する。納期は来年末から2024年半ばまで。新車両は1編成の定員が1,500人で、時速90キロでの走行が可能だ。
メトロ・ヴァルシャフスキエは2018年にシュコダを落札企業に選定した。これに対し、独シーメンスとポーランド・ネヴァグの企業連合やスイスのシュタッドラー、仏アルストム、西CAFが異議を申し立てたが、昨年10月に棄却された。シーメンス・ネヴァグ連合はすでに35編成をワルシャワ地下鉄に供給した実績があり、今回、落札を逃したことは大きな痛手だ。(1CZK=4.77JPY)