ロシア連邦統計局(ロススタット)がこのほど発表した1月のインフレ率は前年同月比で2.4%となり、上げ幅は前月(3%)から0.6ポイント縮小した。インフレ率の低下は10カ月連続。価格変動の激しい食品と燃料を除いたコアインフレ率は2.7%だった。
1月のインフレ率を項目別にみると、サービスが前月から1ポイント減となる2.8%となったほか、非食品(2.5%)は同0.5ポイント減、食品(2%)は0.6ポイント減と、いずれも上昇幅が縮小した。
同国のインフレ率は昨年3月の5.3%をピークに低下を続けている。中銀は今月発表したインフレ率予測で、今年は3.5~4%まで上昇し、その後は中銀が目標とする4%近くで推移するとみる。