ロシア連邦統計局(ロススタット)が先ごろ発表した1月の失業率は4.7%となり、前月から0.1ポイント悪化した。失業率の上昇は3カ月ぶり。
過去3カ月の平均失業率を地域別にみると、北カフカスのイングーシ共和国が26.3%と最も高かった。北オセチア共和国(13.6%)、チェチェン共和国(13.5%)、ダゲスタン共和国(同)、アルタイ共和国(12.9%)、トゥヴァ共和国(11.8%)、カラチャイ・チェルケス共和国(11.4%)カバルダ・バルカル共和国(11.2%)で10%を超えたほか、ブリヤート共和国(9.4%)、ザバイカリエ地方(9.2%)、クルガン州(8.7%)も平均を上回った。
一方でモスクワとサンクトペテルブルクはともに1.5%で、事実上の完全雇用となっている。ヤマル・ネネツ自治管区(1.8%)、ハンティ・マンシ自治管区(2.3%)、モスクワ州(2.6%)、タタルスタン共和国(3.2%)、ブリヤンスク州(3.4%)、イヴァノヴォ州(3.5%)、ハバロフスク地方(同)、レニングラード州(3.6%)、セバストポリ(同)も低率だった。
1月末時点の失業者総数は348万2,000人で、前年同月から18万5,000人減少した。