ポーランド経済省に付属する国家研究開発センター(NCBR)が電動・燃料電池小型商用車の開発支援プログラム「e-Van」を開始した。2年前に予告していたもので、総重量7.5トン以下、最大積載量1トン以下の電気自動車(EV)あるいは燃料電池車(FCV)を実現させるのが目的だ。航続距離の要件はEVで250キロメートル以上、FCVで400キロメートル以上とする。5,200万ズロチ(1,220万ユーロ)の予算を充てる。
支援プログラムは4つの選考段階に分けて実施する。第1段階では最大10社の参加者が3カ月以内にコンセプトを策定する(支援予算:15万ズロチ=3万5,000ユーロ)。第2段階では4社が1年間で技術設計を行う(予算:300万ズロチ=70万4,000ユーロ)。第3段階では2社が1年以内に2つのプロトタイプを製作する(予算:EVで1,400万ズロチ=330万ユーロ、FCVで1,600万ズロチ=380万ユーロ)。第4段階では全ての選考をパスした最大2社が、それぞれ3モデルの生産を6カ月以内に開始する。販売価格の上限は325万ズロチ(76万3,000ユーロ)とする。(1PLN=25.51JPY)