仏メカフォー、セルビアに航空機部品工場

仏金属鋳造部品メーカーのメカフォー(MecaFor)が、セルビア北部キキンダに航空機部品工場を建設する。同市当局が21日、ネデリコヴィッチ社長の談話として報じたもので、投資額は300万ユーロを予定する。2月に着工済みで、今夏に完成する見通しだ。

メカフォーは仏鋳造大手ラ・フォント・アルデンネーズの子会社で、キキンダでは2016年秋から自動車部品の製造を行っている。新たに航空機部品事業に参入するため、同市に敷地面積3,000平方メートルの工場を構え、航空機用タービンの製造、仕上げ加工、マシニングを行う。向こう3年間で180人を雇用する計画だ。

キキンダ工場は現在、CNC(コンピュータ数値制御)工作機械16台と鋳造機5台を備え、スカニア、ボルボ、ボッシュ、ヴァレオ、ルノーなど国際企業向けに製品を供給している。従業員は約100人。

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