ガスプロム、ポーランドPGNiGに過払い分15億ドルを返金

ロシア国営で天然ガス世界最大手のガスプロムは来月1日までに、ポーランド石油・天然ガス大手PGNiGに対し、超過支払い分の15億米ドルを返金する。ストックホルム商業会議所仲裁裁判所の3月の判決に従うもので、天然ガス価格をめぐる両社の対立がひとまず落着する。

PGNiGは1996年にガスプロムと長期調達契約(通称:ヤマル契約)を結んだ。しかし、天然ガスの市場価格が下落したにも関わらず、ガスプロムが値下げに応じなかったため、提訴した。

裁判所は3月末、2014年11月1日以降の天然ガス代金が不当に高かったとし、過払い分15億ドルを返却するよう、ガスプロムに命じていた。

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