家電大手・中国海信集団(ハイセンス)のスロベニア子会社ゴレニアがべレーネにテレビ工場を新設する。来年初めに稼働し、ハイセンスブランドのテレビを欧州市場向けに出荷する。雇用規模は350人で、年内に解雇が予定される従業員を優先的に再雇用して配置する。初年度の生産規模は150万台。今回の投資に続く第2期投資では年産台数を最大400万台まで引き上げることを視野に入れる。
ハイセンスは先月、新型コロナウイルス流行による受注・売上高の減少を理由に、ゴレニアの国内4工場で327人を整理すると発表した。ゴレニアは今年上半期に4,100万ユーロの赤字を計上する見通しだ。
ハイセンスはゴレニアを買収した2018年10月の時点で、テレビ製造事業への投資計画を発表していた。
ゴレニエは国内のほか、セルビアとチェコで工場を運営する。