トルコのペクチャン通商相は22日、韓国との貿易が拡大するとともに、韓国企業による対トルコ投資が増えていることを明らかにした。ただ、依然としてトルコの入超が続いており、両国の交易関係を持続的に発展させるためには不均衡を改善する必要があるとし、韓国側の歩み寄りを求めた。
トルコ対外経済評議会(DEIK)と韓国商工会議所が共催したトルコ・韓国ビジネス投資会議フォーラムで通商相は、「均衡した、持続的かつ互恵的な交易関係の構築に向け、韓国側の具体的なステップを期待する」と話した。両国の貿易高は昨年67億米ドル(521億リラ)だったが、「韓国はトルコの国別輸入高で9位なのに対し、輸出では43位にとどまっている」とし、輸出入のバランスがとれていないと指摘した。
韓国企業によるトルコ事業では、革新技術や高度な研究開発を要する付加価値の大きい製品・サービスに関連する投資に期待する姿勢を示した。また、地元通貨建ての交易の重要性を指摘し、両国企業にできるだけリラあるいはウォン建てでの取引を奨励していくよう呼びかけた。(1TRY=13.67JPY)