米HP、チェコにスパコンを納入

米コンピューター大手のヒューレット・パッカードは15日、チェコにスーパーコンピューター(高性能コンピューター:HPC)を納入すると発表した。欧州連合(EU)が進める「欧州高性能コンピューティング共同プロジェクト(EuroHPC)」に基づくもので、来年に納入・設置する。取引額は明らかにされていない。

納入先は、オストラバ工科大学のITフォーイノベーションズ・ナショナル・スーパーコンピューティング・センター。納入予定のスパコンの計算能力は15ペタフロップス(1ペタフロップスは毎秒1,000兆回の演算)で、チェコ国内では最も高性能なものとなる。

新しいスパコンの導入で人工知能(AI)技術を用いた研究開発(R&D)が可能になるほか、複雑なシミュレーションも迅速かつ正確に進められるようになる。

EUはEuroHPCを通じて、欧州を世界有数のコンピューター技術の開発拠点とすることを目指している。オストラバはこの目的に向けてスパコンの配置が決まった8拠点のひとつ。

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