エストニアの教育アプリ開発企業、生徒の自己管理能力を高めるアプリを開発

エストニアのスタートアップで教育系アプリを開発するクランビート(Clanbeat)はこのほど、教員の生徒指導に役立つアプリ製品を開発したと発表した。同アプリを生徒が利用することで自己認識や自己管理能力などを高められるほか、教員が個人指導に必要なデータを取得でき、時間の節約と将来発生しうる問題の回避が可能になるという。

クランビートのアプリは教育心理学者の監修を受けている。同社によると、新アプリは生徒の自己管理能力や社会的能力、感情のコントロール、学習能力の成長を促す。エストニアのほか、フィンランド、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、シンガポール、韓国、タイの学校で活用される予定だ。

同アプリは主に12歳以上の生徒を受け持つ教員を対象としている。同社は新型コロナウイルスの流行を考慮し、10月中に登録した場合は無料でアクセスできるようにしている。

エストニアの首都タリンにあるタリン・ケスクリンナ・ポヒコール小学校は同アプリを最初に導入した学校の1つ。同校の教員の1人は、生徒が自発的に宿題をやったりスケジュールを調整したりすることができると述べた。教員あるいは生徒の間で情報交換ができるほか、生徒は学校で教員からフィードバックを受けられる。教員にとっては各生徒の状況を把握しやすい利点がある。

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