リチウムイオン電池向け精密部品の開発・製造を手がける中国の深セン科達利実業(ケダリ)が121億フォリント(3,940万ユーロ)を投じ、ブダペスト郊外のケデルレー工業団地に工場を新設する。韓国のサムスンSDIの現地工場にアルミ構造部品を供給する目的だ。政府から12億7,000万フォリントの助成を受ける。
新工場は、今年第2四半期にも試験稼働し、2024年までにフル稼働へ移行する予定だ。まずは生産ラインを6本、来年から24年までにさらに4本を設置する。330人の雇用創出が見込まれる。
ケデルレー市選出のラースロー・ヴェーチェイ国会議員によると、政府は工場団地と高速道路を結ぶ連絡路の敷設に5億フォリントを支出する方針だ。
コダリは1996年の創業。バッテリーのほか、自動車部品も手がける。(1HUF=0.35JPY)