自動化ソリューション開発のユーアイパス、過去最高額を調達

ロボットを使った定型業務の自動化(RPA)ソリューションを手がけるルーマニアのスタートアップ、ユーアイパス(UiPath)は1日、シリーズFラウンドで過去最高となる7億5,000万ドルの資金調達に成功したことを明らかにした。企業評価額は350億ドルに達している。

同ラウンドには既存投資家のアルケオンキャピタルとコアツエのほか、アルティメーターキャピタル、ドラゴニア、IVP、セコイア、タイガーキャピタルなどの投資ファンドが参加した。同社は昨年7月、人工知能(AI)技術の導入やクラウドサービスの拡大などを目的にシリーズEの資金調達ラウンドを実施し、2億2,500万ドルを集めていた。

ユーアイパスが開発したオートメーション用プラットフォームは、自動化が可能な領域の発見や、部門横断的な自動化ソリューションの導入・管理を行える。

ルーマニア企業として初の「ユニコーン(評価額10億ドル超の株式未公開企業)」である同社は、起業家のダニエル・ディネス、マリウス・トゥルカの両氏が2005年に設立したデスクオーバー社が前身。現在は米国のニューヨークに本社を置き、北米、欧州及びアジアの50カ所に拠点を持つ。

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