トルコ、国産エンジンでの月探査船発射に意欲

トルコのムスタファ・ヴァランク技術相は2月28日、ロケット用エンジンを開発するデルタVスペーステクノロジーズのイスタンブール拠点を視察し、2023年に計画する月探査船発射を国産エンジンで実現させる姿勢を示した。世界的に研究が進むハイブリッド・エンジンを搭載し、トルコの技術力を内外に知らしめたい意向だ。

デルタVは2017年以来、化学ロケットエンジンの開発に取り組んできた。固体と液体、固体と気体など、物質の状態(相)が異なる化学物質を混ぜて推進力を得るハイブリッドロケットは他の化学ロケットに比べてコストが小さく、先進各国で研究が進められている。

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