ラトビアのフィンテック企業、FTの「急成長企業」の1社に選出

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先ごろ発表した欧州の成長企業1000社にバルト3国からラトビアのフィンテック企業、サンファイナンス(Sun Finance)が2位でランクインした。同社は携帯端末を含むオンラインの融資プラットフォームを運営している。売上高は過去4年間で619倍にまで成長した。

サンファイナンスはトムス・ユリエフス氏とエミルス・ラトコフスキス氏によって2017年に設立された。首都リガに拠点を置き、7カ国で事業を展開する。現在、利用者数は430万人、融資総額は8億ユーロに上る。

同ランキングで50位以内に入ったバルト3国の企業は今回のサンファイナンスが2社目。2019年と20年に配車サービスのボルト(Bolt、エストニア)が3位と16位に入っている。

ランキングの51位~500位以内では、エストニアの自動物流システム開発「クレベロン」(Cleveron、51位)ラトビアのレンタカーサービス「ディスカバー・カー・ハイヤー」(Discover Car Hire、233位)、リトアニアの古着オークションサイト「POPPRIファッション」(479位)がランク入りした。501位~1,000位では、ラトビアの音響システム開発「ソナー・ワークス」(Sonarworks、838位)、工業機械のメンテナンスサービス「インダストリーサービスパートナー」(846位)、フィンテック企業のモゴ・ファイナンス(Mogo Finance、896位)が入った。

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