ロシアのネット通販最大手ワイルドベリーズは12日、米国向けのオンラインストアを開設したと発表した。ウェブ専用サイトの「us.wildberries.ru」を通じて商品を提供する。これにより同社が独自サイトを用意した国の数は14カ国となった。
米国のサイトでは4万500のブランドから約550万点の商品を販売している。同社は今回のサイト開設を機に、国内の中小事業者や起業家との提携を進める意向を示した。
ワイルドベリーズは今年1月にドイツ向けサイトを開設。2月末にはフランス、イタリア、スペインに進出し、西欧市場の拡大に乗り出した。これまでの進出先には、昨年事業を開始したポーランド、スロバキア、ウクライナ、イスラエルのほか、ベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギスタンがある。