スロベニア、中国海信のテレビ工場拡張を支援

スロベニア政府は18日、中国の家電大手海信集団(ハイセンス)が同国に持つベレーネ工場の拡張事業に対し約100万ユーロを助成することを明らかにした。同社は設備を拡充し、テレビの年産数を現在の200万台から390万台に引き上げる。今回の助成措置は2021年~24年にかけての政府の開発事業の一環で行われる。

ハイセンスは今回の投資で新たに8つの自動化生産ラインを導入し、20人を雇用する。ベレーネ工場の従業員数は現在750人。

ハイセンスは2018年にルクセンブルクのグループ企業を通してスロベニアの家電大手ゴレニアの株式95.42%を獲得し、ベレーネ工場を含む国内4工場を取得した。ベレーネ工場では今年1月から欧州市場向けテレビの生産を開始している。

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