●「Aセグメントの顧客層に対し高い訴求力」=欧州トヨタ副社長
●新型「ヤリス」は下期に生産開始
トヨタ自動車は4日、チェコのコリーンにある小型乗用車工場で新モデルを生産すると発表した。小型車向けの次世代プラットフォーム「GA-B」を採用する2番目のモデルで、開発から生産までを一貫して欧州で行う「純欧州産」となる。モデル名や生産数、生産開始時期などは後日発表の予定。
コリーン工場ではGA-Bを採用した新型「ヤリス」の生産を2021年下期に開始する予定。現在は「ヤリス」の下位モデルの「アイゴ」が生産されており、新モデルは「アイゴ」の後継モデルになると予想される。
トヨタは2025年までに欧州全体で年間150万台の販売を目標に掲げる。欧州トヨタのマービン・コーク上級副社長は「新モデルはAセグメントの顧客層に対し高い訴求力を持つ。また、ヤリスと共通のプラットフォームを用いることで、小型車生産に必要なスケールメリットが得られる」と述べた。
トヨタはコリーン工場をトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコ(TMMCZ)を通じて操業している。