●30年までに実施、「A320」と「A321」も就航路線拡大
●4-6月期は増収減益、利用客数は3倍超に拡大
中欧格安航空(LCC)最大手のウィズエアー(ハンガリー)はこのほど、2030年までにパイロット4,600人を新たに雇用する計画を明らかにした。同時に主力機のエアバス「A320」と「A321」を49カ国・800以上の路線で就航させる。コロナ禍からの回復を追い風に運航体制の強化を図る。
同社は2021年4~6月期に1億1,440万ユーロの赤字だったものの、売上高は前年同期比119%増の1億9,900万ユーロに拡大。利用客数は3倍以上となる295万人まで増加した。前年同期に新型コロナの影響で運航を33%まで減便した反動で、稼働率は8.1ポイント増の63.6%に上昇している。
バラディ最高経営責任者(CEO)は、事業環境は依然厳しいが夏季のハイシーズンは回復基調だったと述べた。8月中は2019年比で90%から100%の稼働率で運航し、新型コロナ流行前の稼働水準に戻す予定。