●新サービスセンターは投資額約700万ユーロ
●新たにエアブレーキ制御と空気サプライ機能のサービスを提供
独ブレーキシステム大手クノール・ブレムゼのハンガリー子会社、クノールブレムゼ・レールシステムズはこのほど、ブダペストに軌道車両ブレーキ事業の新サービスセンターを開所した。投資額は25億フォリント(約700万ユーロ)で、施設・インフラ整備に14億フォリント、新技術導入に11億フォリントを投資した。
新サービスセンターは敷地面積8,000平方メートル、うち床面積は4,500平方メートル。新たにエアブレーキ制御と空気サプライ機能のサービスも提供し、現地子会社のサービス能力を大きく増強した。納品期間を短縮し、高品質で複雑な改良作業を実行できるという。従業員は55人。
クノールブレムゼ・レールシステムズは高速列車、旅客・貨物列車、路面電車、地下鉄電車に搭載されるブレーキシステムを生産している。ハンガリー、英国、ドイツ、イタリア、ポーランドなど欧州とアジアの一部地域に100超の顧客を擁する。同拠点では日本の新幹線向けのボギー車も製造している。(1HUF=0.36JPY)