●サプライヤー側の開発面でも支援
●スタートアップとの提携も視野に
シュコダ自動車は11月30日、サステナビリティ(持続可能性)を重視する形でサプライチェーンを再構築すると発表した。グループの長期戦略「ネクストレベル」で定めた目標を達成するには調達業務の見直しが不可欠なためだ。スタートアップなど新たな企業と提携することも視野に入れる。
「ニュー・プロキュアメント」と呼ばれる今回のプロジェクトでは、循環経済の考えを基本に、環境にやさしいリサイクル材および再資源化が可能な材料の調達を積極化する。サプライヤー側が革新的なソリューションを生み出せるよう、開発面で支援する方針だ。具体的には有機性廃棄物や天然素材の活用などを想定する。また、生産工程で出る廃材のリサイクルを容易にするため、化学品などを添加せずに使える素材を採用していく。